何のために保険に入るのか(生保編)
保険に限らず、何をするにしても「目的」を明確にすることは非常に重要です。
保険はあくまで「ツール」であって、「目的」ではないということは忘れてはいけないポイントです。
お客様とお話しているとこの部分を混同してしまっている方が多いなと感じることが多いです。
いわゆる「保険に入りたい」お客様ですね。
保険に入ることが目的になっているので、内容よりも保険料が安いことを重視する傾向が強いです。
保険料が安いことが悪いことだとは思っていませんが、自分がイメージしている状況のときにちゃんと保険金が下りるのかは確認しておかなければ、保険の意味がありません。
そもそも保険とは何のために入るものなのでしょうか?
個人的には保険とは「リスク」に備えるためのものだと考えています。
よく聞くのは「安心を買うもの」というようなフレーズですが、保険に入っているという安心感があっても、いざというときに十分な保険金が下りないのでは意味がありません。
自分が備えたい「リスク」を明確にして、そのリスクをカバーするためにどういうツールをチョイスするのかという考え方が大切かなと思います。
生命保険に関しては大きく分けると以下のようなリスクに備えるものと整理できるかと思います。
①死亡
②病気・ケガ
1)医療費
2)生活費
3)介護費
③長生き
まずは上記のどの部分に対しての備えをしたいかを明確にして、そのリスクに対して経済的にどれくらいの備えをしたらいいのかを考えていくと、必要保障額が見えてくるかと思います。
次回は必要保障額の参考値について書いていこうと思います。